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ポルシェ整備 996 エンジン修理

年内最後の記事になります。ご入庫頂きましたお客様も、この記事を読んで頂いている方も、ありがとうございました!来年も宜しくお願い致します!

今回は年内最後という事で、興味深い事例をお送り致します。車輌は996の後期タイプになります。エンジンから異音がするとの事でご入庫頂きました。音の質は少し高めの打音です。油圧タペット故障と良く似た音です。

異音の出ている箇所を探っていくと、エンジンヘッドの辺りから聞こえてくるようでしたので、油圧タペットを脱着し点検しました。判断が付けずらい状態でしたが、まずはタペットを交換してみないと先に進むべきかの判断も出来ませんでしたので、油圧タペットを交換して様子を見る事にしました。

交換後、エンジンを始動してみると・・・・・・・・・・・・音は止まりませんでした・・・・・・。では、エンジンの分解です!

エンジンを分解して行くと、ようやく原因がはっきりとしました。その原因が下の画像です。これはピストンですね。

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左が正常なピストンです。並べると違いが分かりますね。

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分解したシリンダーブロックです。

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先程のピストンが入るシリンダーです。ピストン同様の傷が入っています。

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こちら、正常な状態のシリンダーです。綺麗ですよね。

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打音の原因は、なんらかのきっかけでピストンの首を振る動きが大きくなり、シリンダーとピストン双方で削り合い、クリアランスを広げ、更に首を振る動作が大きくなり、更に削り合い・・・・・・・・・・・。の繰り返しが打音となって聞こえてきたわけです。

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こうなってしまう理由はいくつか有りますが、定期的にエンジンを掛けてあげる事と、年に一度は走行距離が伸びていなくても、オイル交換をしてあげる事で、かなり防止出来ます。オイルは良質なものである事も重要です。

それではこの1年、ありがとうございました!また来年お会い致しましょう!!

 

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ポルシェ整備 996 カレラ エンジンオイル漏れ修理

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ポルシェ整備 996 カレラ エンジンオイル漏れ修理でご入庫頂きました。

ポルシェ 996 オイル漏れ修理

今年も残すところあとわずかですね。マーキーズでは素敵なキャンペーンやってます!

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さて今回も996です。エンジンのオイル漏れ修理になります。タペットカバーからのオイル漏れが激しく、修理を行います。

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タペットカバーを外すと、カムシャフトが見えてきます。水冷エンジンになってからは、タペットカバーにはガスケットパッキンは廃止され、シール剤を使用してのシーリングとなりました。

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外したカバーは洗浄し、組み付けを待ちます。

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作業ついでに、こちらの部品も交換します。ブローバイラインのチェックバルブになります。ここも良くオイル漏れが発生しているのを多く見かけるようになりました。

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取り外すと、こんな形です。Yの字に見えますね。あんまり放っておきますと、エンジンの不調を招きかねません。高価な部品では有りませんので、取り換えられる時は交換をしておいた方がベストです。

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また次回です。

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ポルシェ整備 996 カレラ 板金塗装 ボディーリペア―

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ポルシェ整備 996 カレラ 板金塗装。ボディーリペア―でご入庫頂きました。

ポルシェ整備 996 カレラ 冷却水漏れ

風が猛烈に冷たくなってきました・・・・・・・・。

 

996カレラの冷却水漏れ修理です。修理を行うには整備性を考え、エンジン降ろしとなる作業になります。

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1-3シリンダー側バンクのミッション側に冷却水漏れが有りました。良く見て行くとオイルセパレーターからの漏れが発生していました。

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こちらがそのオイルセパレーターです。メカニックによっては「宇宙ステーション」なんて呼ぶ事も有ります。なんとなく似てるからですね。エンジン内部で発生するブローバイガスには油分が多く含まれていますので、気体に混じる油分を分離させ、エンジンにオイルとして戻すのが役割です。作用を活性化させる為に上部の丸い箇所には冷却水が通っています。

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上の画像もそうですが、白く結晶化しているのは乾いた冷却液です。水圧が掛って来ると劣化の進んだ箇所から冷却水が漏れて来ていました。

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エンジンを降ろす修理になった時に、前もって交換をしておけば将来的な修理費用も抑える事に成りますので、マーキーズではご提案をさせて頂いております。

ではまた次回です。

 

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ポルシェ整備 996 カレラ 点検

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ポルシェ整備 996 カレラ 定期点検でご入庫頂きました。

ポルシェ整備 911 996 カレラ 点検

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ポルシェ整備 996 カレラ 定期点検でご入庫頂きました。赤いボディーが工場内に花を添えます!

ポルシェ整備 996 カレラ タイロッドエンド

夜は空気が冷たくなってきました。そろそろコートを用意しておかないといけませんね!

さて今回も車輌は996です。996に限らず付いている箇所になりますが、ステアリングラックから伸びるロッド最端をタイロッドエンドと呼びます。タイロッドエンドに刺さるステアリングラックからのロッドをタイロッドと呼びます。ロッドどおしはネジが切られており、回すとロッドの全長が伸び縮みする事でトーイン調整を行えます。もうひとつの役割は勿論、ハンドルを操舵する事でタイヤの向きを変えて車が曲がれるようにしている事です。

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今回の整備ではどうしても交換が必要な状況となっていました。ハンドルを切るたびにギシギシと異音が発生しており、点検を進めて行くとタイロッドエンドのボールジョイントが原因で有る事が判明しました。ボールジョイントは簡単に言いますと、稼働部分(接続部分)が円運動を要す部分に多く用いられます。自由に稼働出来るのがその理由です。ですので非常に多方向からの負荷を受け止めていると言っていいと思います。

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さて、異音の原因ですが、非常に精密な部分であるボールジョイントは動きを良くする為や錆びを呼ばない様にグリスがたっぷり塗られています。そしてそれを保護するためにゴムブーツが被されます。今回の事例はブーツが破け長い時間放っておいたせいで、中のグリスが完全に抜け、油分も乾き、滑りが悪い為に異音が発生していました。ボールジョイントの悲鳴と言っていいでしょう。更にゴミを噛んでいたせいで、ジョイントにはガタも併発していました。こうなっては手の施しようも有りませんので、部品を交換するしか有りません。

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ではまた次回です。

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ポルシェ整備 996 カレラ ショックアッパーマウント交換

紅葉も見ごろを迎えていますね。今年は何処に見に行こうか考えています。

 

さて今回は996です。足廻りが何だかパリっとしないとの事で見て行きますと、ショックアブソーバーに組み付けする部品で、一番上部に組まれるアッパーマウントのゴムブッシュが切れているのを発見しました。下の画像はリヤ側の物です。フロント側に比べて事例はかなり少なくなります。フロントはステアリングを操舵する関係が有るからです。リヤ側は重みに耐えているイメージでしょうか。

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こちらはショックアブソーバーから外したアッパーマウントです。中央のアルミ外周のゴムをよ~く見ると、亀裂が入っているのが分かると思います。これが「ヘニャ足」の原因でした。

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こちらはフロント側のショックアブソーバーです。リヤ側とはスプリングの形が異なります。スプリング形状によるそれぞれの特性を活かし、組み込まれています。

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フロント側の外したアッパーマウントをひっくり返したところです。やはり、リヤ側同様にアルミカラーの外周ゴムに亀裂が入っていますね。前後でこれでは、ポルシェのしなやかな走行フィーリングは得られません!

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ここからは、オマケ的になりますが、ショックアブソーバーを分解すると取り出せる、オレンジ色の硬いスポンジが、バンプラバーと呼ばれる部品です。ショックの底突きを防止します。

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ホコリや水、走行風にさらされたバンプラバーは経年と共にボロボロになっていきます。今回も手で触っただけで真っ二つに割れてしまいました。

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時には砕けて無くなってしまっている車輌も見かけますが、万が一の時はショックアブソーバーを守ってくれる大事な部品ですので、表面が崩れ始めているようでしたら交換をお勧めしています。

ではまた次回です。

 

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ポルシェ 整備 996 カレラ

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ポルシェ整備 996 カレラ 足回り異音修理でご入庫されました。

 


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