マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はポルシェ パナメーラのエンジンチェック修理です。
車検でご入庫いただいたのですが、他にエンジン警告灯とエンジンが振動するということでご依頼を受けました。
まずは症状の確認です。
メーターにエンジンチェックが点灯していてエンジン不調はないものの、エンジンを始動時のクランキングが長くエンジンがかかりづらい状態です。
エンジンの振動に関してはエンジン不調はなくボディー全体が振動していました。
まずはエンジンチェックからです。
ポルシェ専用テスターを接続して診断を行うと始動時の燃圧が低いという故障メモリーが入力されていました。
燃料タンクから燃料を送る低圧ポンプとエンジンに燃料を噴射するインジェクターへ燃料を送る高圧ポンプが取り付けられているのですが、作動に問題がないか点検していきます。
診断の結果、低圧ポンプの作動に問題はなく高圧ポンプに不具合があることがわかりました。他、燃料システムに問題がありませんでしたので今回は燃料高圧ポンプの交換が必要となります。
次にエンジンの振動ですが車両をリフトアップして点検したところ、エンジンの振動を吸収するマウントが劣化して振動していることがわかりました。
お客様にご提案させていただき、燃料高圧ポンプとエンジンマウントの交換を行います。
まずは高圧ポンプです。
エンジン後方に付いていてワイパーカウルやワイパー自体を外さないとアクセスできません。
フロントガラスを傷つけないように慎重に作業していきます。
こちらが交換する高圧ポンプです。
組み付けは逆の手順で行っていきます。
エンジンマウントの交換はメンバーキャリアを下げて作業を行います。
エンジンマウントは左右で1個ずつ付いていて、左が旧部品で右が新品です。
このように比べてみるとゴムの部分がかなり潰れているのがわかります。
作業後はエンジンの始動も良くなり、振動も改善されました。
最後に試運転を行い問題がありませんでしたので作業完了となります。
弊社では東京以外でも、神奈川、埼玉、千葉など遠方からもご来店頂いております。
お車のことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へご相談ください。
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本日はポルシェ997の整備をご紹介いたします。
冷却水温度がメーターで40度まで下がるということでご入庫いただきました。
まず症状の確認をしたところ走行中に水温が下がっていき、40度以下になってしまいオーバークール状態を確認しました。
それでは早速点検していきます。
ポルシェ専用テスターを車両に接続して故障メモリーを読み出すとサーモスタッドの故障メモリーが入力されていました。
症状や故障メモリーから推測するとサーモスタッドが開きっぱなしになり、オーバークール状態になっている可能性が高いので、サーモスッタッドの作動を確認しましたが、作動に異常はありませんでした。
997で次に怪しいのがクーラントシャットオフバルブです。
こちらもバルブで水路を開けたり閉じたりしているのですが、このバルブが故障すると今回のような症状が起きます。
こちらがクーラントシャットオフバルブで、バルブを単体テストしたところ作動がありませんでした。
おそらくバルブが開いたまま動かなくなっているのだと思います。
負圧を利用してバルブを制御しているのでバキュームラインに漏れがないか点検し異常がないことを確認しました。
クーラントシャットオフバルブが開きっぱなしになり、エンジンがオーバークール状態になっていましたので、今回はお客様にバルブの交換をご提案させていただき作業となりました。
バルブの交換自体はそこまで大変ではありませんが、冷却水が抜けてしまうので冷却水のエア抜き作業が必要になります。
作業後に試運転を行い問題がありませんでしたので作業完了です。
車のエンジンはシビアでオーバークールやオーバーヒートが起きるとエンジン内部の部品が損傷してしまう可能性があります。
今回のように何か車両に異変や気になることがありましたら、ぜひ弊社へお問い合わせください。
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今回のご依頼はポルシェ カイエン 958型 オイル漏れの点検修理のご依頼です。
エンジンルームを覗くとすぐにカムカバーがあり、その部分からオイルが漏れてきていました。
このエンジンのカムカバーにはアルミボルトが使用されており、再利用不可となっています。
アルミなので鉄よりも強度がない為折れやすくなっています。
オイルが漏れる原因としてはガスケットの劣化、構成部品(カムカバー等)のひび割れ、カバーを止めているボルトが折れている等様々な原因がありますが今回はボルト折れによるオイル漏れが原因でした。
早速お客様へご連絡し説明させて頂きましたがカムカバー(ヘッドカバー)ガスケットも劣化している事もお伝えした所ご了承頂けたので部品を発注し作業を行います。
折れたボルトは摘出したのでカムカバーを外していきます。
左右のカバーが外れたのでガスケットを交換して組み付けます。
最後にボルトを折らない様にトルクレンチで締め付けていきます。
オイルフィラーキャップも交換し、ご依頼いただいていたオイル交換も行います。
最後にオイル漏れ、オイルレベルの確認を行い問題なかったので作業完了となります。
輸入車に多いオイル漏れですが漏れていてもなかなか気がつかない事も多いと思います。
輸入車は特にオイルの圧力でエンジン内部の制御を行なっているメーカーが多いのでオイル不足によってエンジンが故障する事も考えられます。
定期的な点検を行う事で様々な故障を防ぐ事ができるので点検の際はぜひ弊社へご相談ください。
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今回はポルシェ911/997型 エンジンチェックランプ(警告灯)点灯の原因の追究、点検修理です。
車両を確認した所、メーターにエンジンチェックランプの表示がありますがこれといった不調等は無い状態でした。
テスターを繋げて故障メモリなどから原因を絞り込んでいきます。
専用テスターを接続し、故障メモリを確認するとどうやらバンク1の触媒効率が落ちている様子でした。
エンジンからの排出ガスが触媒で浄化されず排出されている可能性があると車両が認識している様です。
ステータスを確認してみると明らかにバンク1の方が変な数値を出しています。
これを元に分解して確認します。
故障メモリが入っていたバンク1のO2センサーは触媒前と後ろに付いています。
両方とも数値の変化はあるのでセンサーは正常と判断し触媒内部を点検するとバンク1の触媒がボロボロになってしまっていました。
他にクーラントタンクが割れていた所、バキュームパイプが割れていた所を点検時に発見したのでお客様へご案内し、ご了承いただき部品を発注し作業を行います。
997はリアバンパーを外して触媒の交換を行いますので傷がつかない様にマスキング等をして作業します。
触媒、クーラントタンク、バキュームパイプなど交換しテストを行います。
試運転を行い触媒の数値を確認し、バンク1、2共に同じ数値に戻り、警告灯の点灯も消え作業完了となります
ポルシェの警告灯が点灯した場合はなにかしらのエラーが起きています。
ポルシェのことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へ点検修理ご相談ください。
マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はポルシェ993のエアコン修理です。
エアコンが効かず冷風が出ないということでご入庫されました。
お暑い中エアコン故障は厳しいですね・・・
早速点検していきます。
エアコンを最大にしても全く冷風が出ないので、まずは車両にエアコンゲージを接続してガス圧を確認します。
低圧、高圧ともに低く、ガス漏れの可能性が高そうです。
点検を進めるとエバポレーター本体からエアコンガスが漏れていることがわかりました。
他にガス漏れ箇所はなく、エアコンガスを補充したところガス圧は正常でエアコンが効くようになったのでエアコン回路には問題がありません。
お客様にご説明させていただき、エバポレーター交換となりました。
エバポレーターはエバポレーターケース内にあり、車両からケースを取り外すには燃料タンクを外さなくてはいけません。
時間はかかりましたが車両から燃料タンク、エバポレーターケースを取り外すことができました。あとはケースを分解してエバポレーター本体を交換します。
左が旧部品で右が新品のエバポレーターで、2枚目を見るとかなりガスが漏れていたことがわかります。
これではエアコンガスを補充してもすぐエアコンが効かなくなってしまいますね。
交換後は逆の手順で組み付けていき、最後にガスを入れます。
ガス漏れも止まり、エアコンもちゃんと効くようになりました。
エアコンは空調として車内環境を常に整えています。夏だけでなく年中大事な機能です。
お車のことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へご相談ください。
いつもマリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はポルシェ997です。
鍵を回してもエンジンがかからない時があるということでご入庫いただきました。
早速症状の確認をしていきます。
鍵を回してもスターターが回らず「カチッ」となるだけでエンジンがかかりません。
症状からするとスターターが怪しいですが、まずはバッテリーの端子の緩みなどがないかを確認します。
特に問題ありませんでしたので、次にスターターまでの電源を確認します。
スターターリレーの作動、スターターまでの信号電圧ともに問題ありませんでしたので、スターター不良で間違いありません。
お客様にご説明させていただき、スターターの交換となりました。
997のスターターはエンジンの奥側に取り付けられているのでスターターの交換は少々大変です。
エアクリーナーボックスとオルタネーターを外さないとスターターにアクセスできません。プラスケーブルを外すのでバッテリー端子を外してショートに気をつけます。
このようにケーブル、ホースなどをかわしてギリギリスターターを外せました。
こちらが交換するスターターです。
あとは逆の手順で慎重に組み付けていきます。
組み付け後にエンジン始動、元気よくスターターが回り、無事症状が改善しました。
最後に試運転を行い問題がありませんでしたので作業完了となります。
今回のような症状が出た場合、放置しているとエンジンが完全にかからなくなり、走行できない状態になってしまうケースもありますので、早めの診断をおすすめします。
弊社では東京以外でも、神奈川、埼玉、千葉など遠方からもご来店頂いております。
お車のことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へご相談ください。
マリオットマーキーズポルシェ整備スタッフブログをご覧頂きありがとうございます。
今回はポルシェ970パナメーラ車検整備でのご依頼です。
車両では特に気になる点はないとの事でしたが点検を進めていきます。
灯火類、エンジンルーム部分では特に異常が無かったのでリフトアップし足回りの点検を行います。
特にオイル漏れや各アーム類のブッシュ、ブーツ切れは特に有りませんでしたが、ブレーキパッド、ローターが摩耗していましたのでお見積りさせていただきました。
その他消耗品をご案内させていただきご了承いただき作業に入ります。
ブレーキの作業を行うのでリフトアップしたついでにエンジンオイル交換を行います。
フィルター等交換を行います。パナメーラの場合補強プレートが邪魔をしてオイルフィルターが取れないので、他の個所のオイル汚れ防止を含めて外します。
次にブレーキパッド、ブレーキローターの交換を行います。
清掃を行い、グリスアップしてから組み上げます。
フロントブレーキは6ポットキャリパーなのでブレーキパッド、ローター共にかなり大きいサイズがついています。
リフトを降ろしブレーキフルードの調整等を行い、エアコンフィルターの交換を行います。
全ての作業が完了したら試運転でブレーキの当たり出し等を行い特に異常がない事を確認し作業完了となります。
普段ご使用されていて特に異常がない車両でも、消耗品が交換時期に近づいている事は気が付きにくい物なので是非定期点検ご依頼・ご相談ください。
マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はポルシェ957カイエンのオイルランプ点灯修理です。
メーターにエンジンオイルの警告メッセージが出たということでご入庫いただきました。
まずは症状を確認します。エンジンをかけると、このようにメーターに「OIL PRESSURE MONITORING FAILURE」という警告メッセージが表示されます。
エンジンオイルの油圧が測定できないという意味ですね。
それでは点検していきます。
ポルシェ専用テスターPWISを接続し、故障メモリーを読み出すと「オイルプレッシャーセンサーの信号が適切でない」というメモリーが入力されています。
エンジンの油圧がおかしいということですので、テスターでオイルプレッシャーのステータスを確認すると、アイドリングで0.4barしかありません。
通常ではアイドリング時のオイルプレッシャーは2bar前後ありますので0.4barは異常な直です。
まずオイルポンプを疑いましたが、エンジン回転をあげるとオイルプレッシャーが適正値まで油圧が上がったのでオイルポンプは問題ありません。
エンジンオイルの量や性質にも問題はありませんでした。その他オイル漏れ等もなく、油圧が抜けてしまうような異常箇所はなかったので、お客様にご相談させていただき、オイルプレッシャーセンサーの交換を行いました。
957カイエンのオイルプレッシャーセンサーはエンジン前側に付いているのですが、
スペースがとても狭く交換が大変でした。
こちらが交換したオイルプレッシャーセンサーです。
交換後はアイドリング時の油圧が0.4barから2barぐらいまで上がり、オイルプレッシャーが正常に戻ったことでメーターの警告表示も消えました。
弊社ではポルシェに限らず、ヨーロッパ車を中心に各種専用テスターを完備していますので、何かお車の不調や不安なことが御座いましたら、ぜひご相談ください。
マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備は警告灯が多数の点灯したポルシェマカンの点検修理です。
メーターに多数の警告灯が点灯したということでご入庫いただきました。
早速、症状の確認を行うとメーターにエンジン警告灯、ABS警告灯など多数の警告灯が点灯していて、アクセルを踏んでも加速せず走行するのが難しい状態です。
ポルシェ専用テスターにて故障原因を確認したところ、右リヤスピードセンサーの信号エラー、故障といった故障メモリーが入力されていました。
右リヤスピードセンサーの故障を疑い、右リヤスピードセンサーがちゃんと正常な車速を出しているか確認する為、テスターでステータスを読み取ります。
すると、車両が走り出しても右リヤの車速だけ0キロのままで車速が読み出されません。右前のセンサーと入れ替えてテストをして症状が移行したので右リヤスピードセンサーの故障と断定できました。
エンジン、ABS等の警告灯は右リヤの車速信号がエンジンや駆動系のコンピューターに入力されない為に制御ができなくなり、各コンピューターにエラーが入力されて点灯していました。
アクセルを踏んでも加速しない症状もそれが原因です。
お客様にご説明させていただき、右リヤスピードセンサーの交換を行いました。
センサー交換後は故障メモリーを消去して試運転を行います。
警告灯は点灯しなくなり、加速しないといった症状も改善されました。
スピードセンサーの故障はメーカー問わず多いです。
弊社ではヨーロッパ車を中心に様々な車両を取り扱っておりますので、何か気になることが御座いましたら弊社へご相談ください。
マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日紹介する整備はポルシェ958カイエンの冷却水漏れ修理です。
冷却水不足の警告灯が点灯したということでご入庫されました。
早速点検していきます。
まずボンネットを開けてクーラントタンク内の水量を確認すると、
この通りかなり冷却水が減っているのがわかります。
次はどこからクーラントが漏れているかリークテスターを使用して特定していきます。
上から見る限りでは、定番のウォーターポンプやクーラントタンクからの漏れはありませんでしたので、車両をリフトアップして下側から確認を行うと、V8エンジンのVバンクあたりからミッションのハウジングへ冷却水が垂れてきているのがわかりました。
ということはインテークマニホールド下のVバンク内にあるクーラントパイプが怪しいです。
ホースにアクセスするにはインマニを取り外す必要があります。
V型エンジンですので、エンジン中央にインマニがあります。
やはりVバンクのパイプからクーラントが漏れていました。このクーラントパイプなのですが、樹脂製の為、エンジンの熱で劣化してクーラント漏れを起こすことが多いです。
ひどい時はパイプ自体が折れてしまっている車両もありました。
他に漏れている箇所がなかったので、今回はこのクーラントパイプとインマニガスケットの交換を行いました。インマニガスケットは再使用すると2次エアを吸う原因となります。
交換後は逆の手順で組み付け、テストを行い問題がありませんでしたので作業完了となりました。
これから季節気温が暖かくなると思いますが、クーラント漏れなどが起きるとエンジンを正常に冷却することができなくなってしまう為、その状態で放置してしまうとエンジンオーバーヒートを起こしやすいです。
定期的な点検をおすすめします。弊社ではシーズンチェックなどの点検も承っておりますので、気になる方はぜひご相談ください。
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