前回から引き続きポルシェ993カレラです。
画像はステアリングギアボックスのマウント部になります。ステアリングラックなどと呼ぶ場合も有りますね。左右2箇所で固定されていまして、こちらは進行方向右側のマウントになります。この角度だと分かりづらいので真下から見てみますと・・・・・・・・。
この様にマウントゴムがホルダーからはみ出るように伸びてしまっています。寸法きっちりに取り付けされる部分ですのでこれではホールドしているとは言い切れません。ハンドルを切る時にキシキシと音が出る要因の一つでも有ります。アルミ製のホルダーを外し、マウントゴムの交換を行います。
ステアリングマウントゴムの交換が終了すると次はもうおなじみと言ってもいいのではないでしょうか。フロントロアアームのゴムブッシュになります。ロアアームを棒でこじると大きな亀裂が有るのが分かります。
そして、こじった時のタイヤの動きを見ているとものすごく変化します。走行中もこんな感じでタイヤが動いている事を想像すると道路の状況でハンドルが取られたり、旋回性能に支障が出ているのが理解出来ます。この部分はブッシュだけの打ち替えがなかなか難しく、行おうとするとロアアームを購入しても変わらない費用になってしまう為に、チューニングパーツを組み込む以外はロアアームそのものを交換するのがいいですね。また交換後は見違えるように走りが変わります。
ロアアームを交換した事が無い993で ハンドリングに違和感が有るようですと、ここを疑った方がいいと思います。
ではまた次回です。
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夏の陽気がいよいよ本番を迎えてまいりました。皆様のポルシェは快調でいらっしゃいますでしょうか?それとも快走?でしょうか!
ポルシェ整備でご入庫頂きました997です。画像はフロントロアアームの左側を下からのアングルで撮影したものです。画像中央付近に大きなボルトが有りますがコントロールアーム用のブッシュを貫通し締めこんで有ります。
今回のご依頼は足回りの異音が酷いというものでした。早速、ロードテストを実施です。と思いきや乗りこんで5mと動かさないうちに、「ゴキッ!」。即工場にてリフトアップです。車高が低いので、一度は足廻りをいじっていると分かっていましたので、有る程度の推測がたちました。
リフトアップ後、足回り点検を行いますと・・・・・、やはり有りました!
画像中央のブッシュがちぎれて、内部のオイルが出てきてしまっています。これでは異音が発生してもおかしくありません。996と997は足廻りの構造はほぼ一緒ですが、997からこのブッシュが変更になり、ゴムのみのタイプからオイル封入タイプへと進化をする事で、よりしなやかな乗り味を表現するようになっています。しかしここまで酷い状態の物は初めて見ましたので正直驚きが有りました。スポーツ走行をしてもこうなるとは思えません。車両にはローダウンスプリングが取り付けしてありましたので、その時の作業に問題があったのではないかと思います。
ロアアームを左右交換とノーマルスプリング戻し、同時にコントロールアーム左右交換を作業しまして、各部取り付けを全てチェックと修正を行い問題は解決致しました。
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