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ポルシェ車検修理トピックス

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ポルシェ整備 987 ケイマン 冷却水漏れ修理2

とうとうコートを脱ぎました。過ごし易い季節がやってきました!

 

さて今回は前回の続きとなります。987 ケイマンの冷却水漏れ修理です。冷却水ラインの加圧テストで実際に漏れてきたホースを外してみると差し込み部分に錆が発生している事が分かりました。この状況ですと漏れているホースに沿って付いている他のホースも気になりましたので一緒に外して確認したところやはり同様に錆が発生していました。

 

入荷した新品と比べると錆の具合がよくわかると思います。

 

錆びが発生している部分に寄ってみるとかなりの厚みをもって錆びていますので、発生してから時間がずいぶん経っている事も分かります。

 

また、漏れの確認が取れなかったホースの方が錆の状況に進行が見られた結果となりました。錆過ぎて逆に密閉度が上がっており、漏れてこなかったのかもしれません。

 

ホース挿入部分はアルミ製ですが、錆が発生しない訳ではありません。アルミの含有量によるものと思いますが、実際はこのように錆が発生します。

パナメーラのラジエターホース同様に今回の修理事例は今後増えて行く事が予測出来ますので、夏が始まる前にチェックしておきたい部分です。

 

ではまた次回です。

ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
https://www.porsche-seibi.jp/
tel:03-5600-2710

ポルシェ整備 987 ケイマン 冷却水漏れ修理1

祝!桜満開!マーキーズからほど近い公園の桜が見頃を迎えました。毎年の事では有りますが非常に美しく、心が和みます。しかし、明日は雨の予定・・・・・・心配です。

 

さて今回は987 ケイマンになります。ご自宅の駐車場に小さく赤い水溜まりが出来るとの事でご来店頂きました。早速車輌を工場に入れ、冷却水ラインに圧力を掛けて診断を進めます。大体どの辺りに水溜まりが出来るのかはオーナー様に伺っていましたので、その付近から見ていきますと直ぐに漏れているのが分かる状況となっていました。

 

加圧していますので、リアルタイムに冷却水が漏れてきます。フロントバンパー内部に設置されているラジエターへ繋がるラインホースが漏れの発生箇所で有る事が確定しました。

 

ラインホースはラジエターにチャック式で接続されるタイプになります。ホース先端のラジエター挿入部分はアルミ製のパーツが組まれています。ゴムホースをかしめて漏れが無いように組まれていますが、経年によるゴムの劣化が進むとゴムホースは痩せますので気密を保てず、漏れが発生している状況でした。

 

こちらは逆サイドのラジエターホースになります。ほぼ状況は同じである事が分かりました。これ以外に漏れ箇所は見当たりませんでしたので、左右のラジエターホースを交換するだけで良さそうです。

 

このところ冷却水漏れの故障が多くなっています。冷却水漏れは自走出来なくなる状況を招きますので僅かでも異変に気が付いたら点検をするべきだと思います。今回、オーナー様が直ぐにご相談の連絡を入れて頂けましたので早期発見とトラブルの予防に繋がりました。

それではまた次回です。

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ポルシェ整備 911 996 997 986 987 エンジン故障

桜が咲いてきました。街並みが彩る季節到来です。お花見が楽しみになって来ました!

 

さて今回は自慢その2です。先日公開しましたニューページが更にパワーアップしましたので、お知らせとなります。多くのアクセスを頂き、ありがとうございます!

 

外側からの診断が終了し、エンジンを分解。内側の診断を行う様子をご紹介しています。

 

なぜ異音が発生するのかを分かりやすく動画で見て頂く事が可能です。

 

是非、ホームページ内の下記バナーからご覧下さい!

https://www.porsche-seibi.jp/repair/engine.html

こちらのURLからもご覧になれます。必見です!

 

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 パナメーラ 970 冷却水漏れ修理

コートのボタンを外す事が多くなってきました。当社からほど近い公園の桜はつぼみが大きくなりもうすぐ開花の装いです。楽しみです!

さて今回のポルシェ修理は、パナメーラになります。車検点検整備でご入庫頂きました。故障の少ないイメージのパナメーラですが、デビューしてから数年が経ち、距離数の伸びと共に少々の劣化や傷みが目についてきました。

 

設計の基本レイアウトが似ている為にカイエンとそっくりのエンジンですが中身は別物です。排気量が大きい事も有りますが、非常にパワーのあるエンジンです。私的にはV8エンジンと言えば928が直ぐに頭に浮かんでしまいますが、同じV8でも全くフィーリングが違い、パナメーラのV8エンジンは吹け上がりが軽いというのが第一印象でした。

 

さて、点検を進めていきますと少し前にご紹介した事例と同じ故障が発生していました。ラジエターホースの冷却水漏れです。ホースから滲み出した冷却水の流れた跡がしっかりと残っていました。現状はたいした事がなく見えますが、症状の悪化は加速度的に進みますので今回は早期発見が出来た事になります。

 

こうしてしっかりと点検を受ける事がお出掛け先のトラブルを防止する最大の予防法になりますので、車検の取得だけを目的とするユーザー車検やクイック車検がお勧め出来ない理由がここに有ります。

 

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 997 カレラ 911 エンジン異音診断

いよいよ桜のつぼみが開き始めているのをちらほらと見るようになりました!いい感じですね!

さて今回は宣伝を。と言いますか、ある意味自慢になります。ホームページ内に新しいページをアップしました!ポルシェ水冷エンジンのあの異音発生状況を動画としてご紹介しています。

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車輌は997カレラです。車体をリフトアップしエンジンの真下から実際にメカニックが診断をする状況と一緒に発生している異音を聞く事が出来ます。

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場所を移動して行く中で聞こえて来る音の変化など楽しめる作りになっていると思います。サウンドスコープを駆使し発生箇所の特定を進める様子もご覧頂けます。

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ホームページ内の下のバナーをクリックして頂くとページが開きますので、是非ご覧下さい。

top-menu-engine

https://www.porsche-seibi.jp/repair/engine.html

URLはこちら↑↑↑です!

また興味深い事例が集まりましたら随時更新しご紹介して行きたいと考えています。

 

ではまた次回です。皆様、見て下さいね!!

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ポルシェ整備 997 911 カレラ バンプラバー交換

徐々に春めいて来ていますね。芯まで冷え込まなくなってきましたので体調も上がって感じますし気分もその分上がってきますね。どんどん暖かくなって欲しいと念じております。

そして、マーキーズの新しいサービスをご紹介です!

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イイでしょ?これ。ご興味有りましたら、お気軽にお問い合わせ下さいね!

 

さて本題です。車検整備でご入庫頂きました997カレラです。個人的にはトラブルの少ない911シリーズのイメージですが、年月が経ってきて劣化が目について来るようになりました。

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996や986ではお馴染みのショックアブソーバーに組み込まれているバンプラバーの破損が997でも事例が多くなってきています。

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またこれも同様に、ショックのアッパーマウントにもゴム部分に亀裂が見られるようになり、同時交換するケースが多くなってきました。乗り易さも手伝ってか、走行距離数が多い車輌も最近では見られますね。

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こちらはリヤ側のショックアブソーバーです。アッパーマウントはフロントと違い操舵されませんのでほぼ固定状態です。また、後ろにエンジンを積むリヤヘビーの911をしっかり支える使命を持ったリヤショックですのでアッパーマウントも頑丈に出来ている為か痛みがフロント側に比べ格段に少ないです。交換するのはまれとなります。

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このところ、997もエンジン異音の問い合わせが増えてきました。997もトラブルを抱える年式となり、これから色々と故障事例が増えて来るのが予想されます。しっかり修理してポルシェという素晴らしい車を楽しんで頂きたいと思います。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 カイエン 異音修理

今日は寒さが和らぎ、暖かい一日となりました。昨晩、スカイツリーの前を通りましたら「河津桜」が咲いており、いよいよ春の訪れを感じてきました。

さて今回はカイエンです。走行中に異音がするという事でご入庫頂きました。特にアクセルを開けて加速しようとすると非常に大きな音と振動が発生するとの事でした。ここでカイエンオーナーですとピーンくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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そうです。これです。異音と振動の原因はこのカルダンシャフトでした。カルダンシャフトはトランスファーとリヤデファレンシャルを繋ぐシャフトですね。長いシャフトですので、途中に中継点を設け色々な状況に対応出来るように構成されています。その中継点はゴムのダンパーで衝撃を吸収していますが、画像のように切れてしまうとシャフトが暴れて異音と振動をもたらします。回転が急激に変わる加速時に最もシャフトが暴れる事になります。

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カルダンシャフトを交換し走行テストを実施すると、すっかりと症状は無くなりました。かなりいい音がするので怖い思いをされたと思います。完全に切れてしまう前に定期的にチェックをしておけば防げたはずです。これはまだまだ続く事例になりますね。

その他にも四駆インジケーターが点灯してしまうとの事で同時に診断を進めて行きました。PIWISテスターにて故障コードの入力を確認し調べて行くと、トランスファーに取り付けられるデフロックモーターが故障している事が分かりました。こちらもそれなりに多くなって来た事例になります。

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このカイエンは異音と振動、インジケーター点灯が同時に改善されオーナーの元へと戻って行きました。デビューして10年以上経過しましたのでさすがにタフなカイエンも色々と故障が発生してきていますので少しの異変でも専門店で見てもらいましょう、また定期的な点検をお忘れなく・・・・・・・。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 970 パナメーラ ホーン交換

前回の引き続きになります。冷却水漏れの他にホーンの不鳴りが有り、どちらもフロントバンパーの脱着作業を要しますので、同時進行で作業を進めて行きました。

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ホーンは低音と高音の音色に分けて響かせる事で遠くまで音が飛ぶようになっています。片側だけしかならないと、なんとも腰砕けな音に聞こえます。メーカーが音質を拘っている面も有るかと思います。

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高音側と低音側のホーンは左右に振り分けられて取り付けされています。音が前に飛ぶようにラッパの部分が進行方向真っ直ぐに取り付けされていますが、走行中の水やホコリが入り易いという面も有る為、ホーン自体の故障が少なく有りません。交換した時は少し角度を変えてあげると長持ちする場合が有ります。

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前回の記事でご紹介したラジエターホースです。ゴムホース部分だけの部品設定は無く、この形でデリバリーされて来ます。ジョイント部分は樹脂製になりますので、劣化が進むとヒビ割れなど起こす可能性が有る為にこういったタイミングで交換しておくのがベストでは有ります。

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漏れている箇所はやはりホースに編み込まれている糸から染み出している状況でした。

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前回も書きましたが、今後増えて行く事例になると予想出来ます。やはりポルシェは専門店で点検や整備を行う事をお勧めします。こういった事に気が付かないで走行を続け、出先で立ち往生とならない為にもです。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 970 パナメーラ 冷却水漏れ修理

本日は雪が降り、寒い一日となっています。皆様、体の調子を崩されませんように。

さて今回は970 パナメーラのご入庫です。車検点検整備でご来店頂きました。パナメーラは油脂類やブレーキ等の消耗品や定期交換部品をケアする位で故障の少ない車種のイメージが強いのですが、車検3回目ともなりますと少々の故障が見受けられるようになって来ました。

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車検点検を進めて行きますと、フロント側に位置するラジエターホースから冷却水漏れが発生している事が分かりました。乾燥して結晶化した冷却液がビッシリと付着しています。流れた痕跡も見られますので、滲みの域では有りません。状況からするとホース自体の劣化が原因のようです。

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冷却水のホースは内圧力に耐えなければなりませんので、ゴムが伸び過ぎない様にホース内側のゴムと外側のゴムとの間に糸が入っている構造になっています。ホースを輪切りに切断すると断面に糸が見えます。今回の状況としては、ホースが経年劣化で痩せた事によりホースバンドの締め付けが緩んだか、内側のゴムが硬化してヒビ割れを起こし、糸を伝って冷却水が染み出てきてしまっていると思われます。乾燥するほどの時間を掛けての事ですので恐らく糸から漏れている方が濃厚です。

ホース交換を行えば修理は完了しますが、沢山の冷却水ホースが使用されていますので今後も同様の漏れが発生してもおかしくは有りません。定期的にチェックする事をお勧めしました。今後、増えて行く事例になって行きそうです。

 

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 986 ボクスター エンジンチェックランプ点灯

2月に入りました。風が無いといいのですが、吹くと震えるほど寒いですね。もう少しの辛抱だと自分に言い聞かせる日々です。

さて今回は986 ボクスターになります。エンジンに不調は感じないのですが、エンジンチェックランプが点灯してしまう症状です。

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システムテスターを使用して故障コードを読み取ると、O2センサーが左右バンク共に故障している内容が記録されていました。ただ、状況的に左右同時に壊れるのは考えずらいですし、その他のデーターにもっと違う数値が出て来るはずです。そこで、O2センサーの実際の作動状況を確認します。上半分と下半分で左右バンクが分かれて表示されていますが、ほとんど同じ波形が出ていますね。数値も正常値を示していますのでO2センサーは問題が無いと考えられます。

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幾つかのデーター確認を進めて行きますと、エアマスセンサーが異常な数値をしめしている事が分かりました。左側の「25.00」はコントロールユニットが現在必要であろうと設定している数値(理論値)です。ですが右のセンサー出力値は「16.5」というデーターをコントロールユニットに送っています。この二つの数値は近い値で無ければなりません。

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エアマスセンサーからの信号を受けコントロールユニットは補正を掛けようとしたりしますが、回転が低い訳でも燃焼状態が悪い訳でも有りませんので、とにかくエンジンに不具合が有るという事でエンジンチェックランプを点灯させてオーナーにお知らせをする事になります。エアマスセンサーは数値がずれていますがセンシングはしている為に故障とは判断されず、症状的に一番疑わしいO2センサー関連の故障コードを記録していたのがストーリーとなります。

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安い部品も出回っているようですが注意した方がいいです。かなり当たり外れが有りますので。

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エアマスセンサー交換後は警告灯も消え、エンジンの吹け上がりも良くなりましたので無事にオーナー様の元へ帰って行きました。

ではまた次回です。

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  • ■BOSCH Car Service
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