暖かくなってまいりましたね!ようやくコートを脱ぎました。これから、いい季節になりますね!!
今回はカイエンです。走行中に「ギギギ」「ガキガキ」と下廻りから異音が出るとの事でご入庫頂きました。走行テストを行うと確かに症状が出ています。リフトアップを行い、まずは目視点検。何か外れていないか、干渉が無いか症状が出ている時をイメージしながら点検をして行きます。見る限りでは問題箇所は見当たりません。そこで、走行状態を作っての点検を実施します。リフトアップしながら、ギヤを入れホイールを回転させたり、ブレーキングを再現したりしてみますと、かなり大きな音が聞こえてきました。音の出所を探っていきますと、駆動を前後に振り分けるトランスファーの内部から聞こえて来る事が判明しました。
音の感じからして、トランスファーを分解して修理するよりもアッセンブリ―で交換してしまった方が修理時間が短くその後のメリットも高いと考え、載せ換えを判断しました。トランスファーが外された状態が下の画像です。
こちらはトランスミッションの最後部になります。ここにトランスファーが接続され、右側のシャフトで前輪方向へ駆動を伝え、後方へはカルダンシャフトにて駆動を伝達します。
取り外されたトランスファーです。こちらを見て頂ければ、前後に振り分けるイメージがつくかと思います。
トランスファー内部には、左右の駆動伝達をさせる時と同様にデファレンシャルが搭載されています。そのデファレンシャルの機能をコントロールしているのが、画像中央にあるロッキングモーターです。今回の症状はこのモーターが作動した時に出ていましたので、内部デファレンシャルが破損しているか、ギヤ関連に損傷が有るのか想像出来ました。また、破損した部品が内部に傷や損傷を広げていると考え、アッセンブリ―の交換を判断しました。
人間と一緒です。体に異変が出たら医者に行くと直りも早いですが、放っておくと他も悪くなってきます。異変に気づいたら、マーキーズに直ぐ見せに来て下さい。走行不能になってからでは遅いですよ!
ではまた次回です。
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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ポルシェ整備 スタッフブログ
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