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ポルシェ整備 996 カレラ バリオカムソレノイド

桜、咲きましたね!!!!

さて今回は996です。車検点検整備でご入庫頂いたのですが、ミステリーな出来事が・・・・・・・。整備進行中に突然、エンジンルームから烽火が上がりました。まさに、時が止まったように、え???っといった感じです。

直ぐにイグニッションキーをオフにし、エンジンルームを覗き込むと配線がショートした時の臭いが立ち込めていました。煙の立った辺りはかなりの熱を出していたようでかなり熱くなっていました。鏡を使用して原因箇所を探っていくとやはり、配線がショートし、燃えていました。更にはっきりとさせる為に周辺部品を外して行きました。

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画像中央の辺りが原因箇所と思われましたので、なんとなく予想が出来てはいましたが、なぜそうなったかが頭の中のパズルが合いません。

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近づいてみると、予想通りソレノイドがショートしていました。これはポルシェエンジン機能の1つ「バリオカム」のソレノイドです。コントロールユニットからの信号を受け、カムシャフトタイミングを変化させる為の作動部品になります。

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コントロールユニットからの信号は正常で有る事と、ソレノイド以外には被害は出ていない事がわかりましたので、ソレノイドを交換をすれば修理完了です。ただ、こちらは前期型のエンジンですので、タペットカバーを外さないと交換が出来ません。後期型はソレノイドが変更され引き抜く事が出来ます。

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その後、色々と調べてみますと同じ様な事例が何件か見つかりました。取り外したソレノイドを観察してみると部品内部でショートが起きているようですので、部品本体の寿命がたまたま整備中に来たという事になります。不幸中の幸いの様な状況ですね。ただこの故障は今後増えて来ると予想出来ますので、タペットカバーのオイル漏れ修理をする場合はソレノイドを交換してしまった方が良いかも分かりません。

 

ではまた次回です。

ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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