夜の寒さも和らいできました。ポルシェにとってはベストな季節となっていますので、しっかりとメンテナンスをしてポルシェを楽しんで頂きたいと思っています。
さて本題です。未だに9PA、955型カイエンの定番として修理が絶えないカルダンシャフトになります。経験された方は勿論お分かりかと思いますが、あの音は本当に驚きますよね!
この状態でシャフトが暴れるように回転するのですから、想像も出来るかと思います。音だけでなく、車体に振動として「ゴトゴト」と響きますので、直観的に「壊れた」という意識が芽生え、走行をためらってしまいます。面白いのは、低速では音も振動も出ない事が多い点です。ある程度の速度に達すると突然に音と振動が発生しますのでこれが恐怖を倍増させます。
近づいて撮影してみますと、捥がれるように切れています。
こちらもかなりの状態です。
また、カルダンシャフトの両端には厚みの有るこんなに大きなフランジゴムと接続されますが、ヒビ割れが発生するほどの(劣化や硬化が進んでいるとも考えられますが)力が掛かっている訳ですから、シャフト途中のゴムが捥がれても不思議は有りません。
突然に発生する事が多く、防ぎようが無い故障と言えますが、定期的に点検を行う事で早期発見が出来る事も有ります。こういった意味でもポルシェの整備は事例を熟知している専門店に任せる事がトラブルを防ぐ最大の予防となります。
ではまた次回です。
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
https://www.porsche-seibi.jp/
tel:03-5600-2710
今日は寒さが和らぎ、暖かい一日となりました。昨晩、スカイツリーの前を通りましたら「河津桜」が咲いており、いよいよ春の訪れを感じてきました。
さて今回はカイエンです。走行中に異音がするという事でご入庫頂きました。特にアクセルを開けて加速しようとすると非常に大きな音と振動が発生するとの事でした。ここでカイエンオーナーですとピーンくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうです。これです。異音と振動の原因はこのカルダンシャフトでした。カルダンシャフトはトランスファーとリヤデファレンシャルを繋ぐシャフトですね。長いシャフトですので、途中に中継点を設け色々な状況に対応出来るように構成されています。その中継点はゴムのダンパーで衝撃を吸収していますが、画像のように切れてしまうとシャフトが暴れて異音と振動をもたらします。回転が急激に変わる加速時に最もシャフトが暴れる事になります。
カルダンシャフトを交換し走行テストを実施すると、すっかりと症状は無くなりました。かなりいい音がするので怖い思いをされたと思います。完全に切れてしまう前に定期的にチェックをしておけば防げたはずです。これはまだまだ続く事例になりますね。
その他にも四駆インジケーターが点灯してしまうとの事で同時に診断を進めて行きました。PIWISテスターにて故障コードの入力を確認し調べて行くと、トランスファーに取り付けられるデフロックモーターが故障している事が分かりました。こちらもそれなりに多くなって来た事例になります。
このカイエンは異音と振動、インジケーター点灯が同時に改善されオーナーの元へと戻って行きました。デビューして10年以上経過しましたのでさすがにタフなカイエンも色々と故障が発生してきていますので少しの異変でも専門店で見てもらいましょう、また定期的な点検をお忘れなく・・・・・・・。
ではまた次回です。
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寒いです・・・・・・・・・。冬です・・・・・・・・・。嫌いです・・・・・・・・・・・・。
さて今回はカイエンです。加速をしようとアクセルを踏み込むと、座席シート下からものすごい音が出るようになったとの事で、慌ててご入庫されました。ゆっくり走行していれば音がしないそうです。
確認の為にロードテストを行うと、かなり大きな音が響きます。これでは慌てるのも分かります。早速、工場にてリフトアップをしてみると原因は直ぐに分かりました。音の感じからしても予想通りのカルダンシャフトのセンターベアリングの破損です。定番になりつつ有る故障ですね。
はい、完全に抜けてしまっています。このシャフトが回転するのを想像頂ければ、状況がどうかお分かり頂けると思います。
右が取り外した故障しているカルダンシャフト、左が新品です。
こうして並べてみると更に状況が分かりやすいと思います。昔のプロペラシャフトは途中にベアリングしか有りませんでしたが、軽量目的や滑らかな回転をさせて、よりロスを防ぐように進化したカルダンシャフトはベアリングとハウジングの間にゴムのブッシュが設けられました。残念ながら、このゴムブッシュが経年劣化によりちぎれてしまう訳なんです。
交換後はあの下から雷が落ちるような嫌な異音は消え、無事にオーナー様の元へ帰って行きました。
ではまた次回です。
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めっきり涼しくなってきましたね!明け方寒くて目が覚める事が有りました。自身とポルシェの体調管理をして秋の行楽シーズンに備えてください!!
今回はカイエンのお話しです。お客様より「走行中、下からものすごい音が出るようになった!」とのご依頼で点検を致しました。まずは検証の為、ロードテストを実施しました。すると「ドコドコドコ!!」と、ものすごい音が!床下を叩くような打音です。
早速、リフトアップして点検をするといわゆるプロペラシャフトのセンターベアリングが壊れているのを発見しました。ポルシェは「カルダンシャフト」と呼びます。全長が長いのでシャフトを二分割式にし、途中にフレキシブルに動くラバーダンパー付きのベアリングを配置している構造です。
どうしても変心作用が働きますので、ラバー部が抜けてしまいがちです。特にアクセル操作を荒く行っていると、抜けやすくなりますのでご注意ください!
交換後の画像です。当然、異音は解消されました。そして、ゴムダンパーも新しくなった事でトランスファーから来る回転力が逃げにくくなり、伝達効率が上がり走行性能もアップしました。センターベアリングの状態は定期点検などで早期発見が出来ますので、ご心配で有ればマーキーズが心よりお待ち申し上げております!!
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