マリオットマーキーズ整備スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のご依頼はポルシェ カイエン 958型 オイル漏れの点検修理のご依頼です。
エンジンルームを覗くとすぐにカムカバーがあり、その部分からオイルが漏れてきていました。
このエンジンのカムカバーにはアルミボルトが使用されており、再利用不可となっています。
アルミなので鉄よりも強度がない為折れやすくなっています。
オイルが漏れる原因としてはガスケットの劣化、構成部品(カムカバー等)のひび割れ、カバーを止めているボルトが折れている等様々な原因がありますが今回はボルト折れによるオイル漏れが原因でした。
早速お客様へご連絡し説明させて頂きましたがカムカバー(ヘッドカバー)ガスケットも劣化している事もお伝えした所ご了承頂けたので部品を発注し作業を行います。
折れたボルトは摘出したのでカムカバーを外していきます。
左右のカバーが外れたのでガスケットを交換して組み付けます。
最後にボルトを折らない様にトルクレンチで締め付けていきます。
オイルフィラーキャップも交換し、ご依頼いただいていたオイル交換も行います。
最後にオイル漏れ、オイルレベルの確認を行い問題なかったので作業完了となります。
輸入車に多いオイル漏れですが漏れていてもなかなか気がつかない事も多いと思います。
輸入車は特にオイルの圧力でエンジン内部の制御を行なっているメーカーが多いのでオイル不足によってエンジンが故障する事も考えられます。
定期的な点検を行う事で様々な故障を防ぐ事ができるので点検の際はぜひ弊社へご相談ください。
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本日ご紹介する整備ポルシェ993のオイル漏れ修理です。
ポルシェ964の後継モデルとなるポルシェ993型は発売から30年が経とうとしていますが、空冷エンジン最後のモデルということもあり、まだまだ人気のある車種です。
法定12ヶ月点検でお預かりさせていただいた車両で、点検項目を進めていくとエンジン左のタペットカバーよりエンジンオイルが漏れていることがわかりました。
ポルシェ993は水平対向6気筒エンジンですので、タペットカバーは左右に付いています。
さらに左右でアッパー、ロアに分かれており、今回は左ロア側のタペットカバーのみオイル漏れが確認できました。
このようにヘッドカバーの下にはエキゾーストパイプがあり、漏れたオイルがエキゾースト部に垂れてとても危険な状態です。
オイルが焼けて焦げた臭いがしたり、最悪の場合は車両火災にもなり兼ねません。
993はタペットカバーの他にもチェーンケースカバーからエンジンオイルがよく漏れるのですが、この車両は問題ありませんでした。
お客様にご説明させていただき、今回は左ロアのタペットカバーの交換作業を行います。
プラグコードを外し、タペットカバーのボルトを外していきます。スペースが狭いので工具が入りづらいです。
こちらがタペットカバーです。
ガスケットの取り付け面を綺麗に清掃し慎重に取り付けました。
最後にマフラーに付着したオイルを清掃し、試運転を行って問題がありませんでしたので作業完了となりました。
ポルシェ993のような年式の車種でも定期的にメンテナンスを行うことで、まだまだ楽しく乗ることができますので、何かあればぜひ弊社へご相談ください。
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今回はボンネットから焦げ臭い匂いがするとのご依頼です。
まずは症状の確認から行います。
工場に入庫されてから既にオイルが焦げた匂いがしておりボンネットを開けると、うっすら煙がみえました。
V8エンジンですので両バンクのオイル漏れを確認します。
今回は両バンクのヘッドカバーからのオイル漏れが原因でその下にあるエキゾーストマニホールドにオイルが垂れ、焦げ臭い匂いが発生していました。
原因が特定でき、両バンクヘッドカバーガスケット交換でお見積もりさせていただき、お客様にご納得頂いたので作業を進めていきます。
パナメーラのエンジンルームは一見広く見えますが、その分エンジンも大きいので何気に作業は大変です。
イグニッションコイルやヘッドカバーを外すのに邪魔になる配線等を外していきます。
特にヘッドカバーの奥、一番下側のボルトが外しにくく落としやすいのですが、何度も外した経験があるので適切な工具を使用しサラッと外していきます。
このエンジンではアルミボルトが数多く使用されており、オイル漏れの原因の一つとしてはボルトが折れて漏れてしまっている車両もあります。
ですのでアルミボルトを使用している車両は基本的にボルトも交換する様になっています。(メーカーによっては塑性域(そせいいき)締め付けを行う為交換する事もあります)
今回はガスケットがかなり硬化していました。ガスケットを交換し元に戻していきます。
組み上げが終わりましたら走行テストを行い、漏れがないことを確認し作業完了となります。
今回の様なオイル漏れの原因は熱がかかりエンジンオイルにさらされているゴム部品が硬化してしまい、どうしてもオイル漏れが発生してしまいます。
年式が古い車両はヘッドカバーが歪みオイルが漏れている車両もあります。
オイル漏れ以外でもお車の事で気になる様な事がございましたら、作業実績豊富な弊社にご相談して頂ければと思います。
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本日はポルシェ993がオイル漏れしているとのご依頼です。
ポルシェ993と言えば最後のフラット6空冷エンジンを積んだポルシェですね。
早速オイル漏れの確認を行います。
アンダーカバーにかなりのオイルが溜まっていました。
定番のタペットカバー、チェーンケースカバー、テンショナーからのオイル漏れでした。
タペットカバーから漏れた場合、樹脂製のタペットカバーを使用しているので、物によってはカバー毎交換しなくてはならない車両もあります。
タペットカバー下にヒーターコア兼エキゾーストマニホールドがありますのでオイルが付着するとかなり焦げ臭い匂いと煙が発生します。
ポルシェ911の修理を行う際、ほとんどの場合エンジンを降ろすか、半降ろしにして作業する事が多いです。
今回のポルシェ993はエンジンを半降ろしにして作業を行っていきます。
半降ろしにする為にまずはコンプレッサーやファンベルト等外していきます。
バンパー、マフラーも取り外し、エンジンマウントブラケットを外していくとようやくチェーンケースカバーやタペットカバーにアクセスできるようになります。
今回の車両は左右タペットカバー毎交換を行いました。
空冷ポルシェは片方のシリンダーに二つタペットカバーが有りますので4枚交換する事になります。
チェーンケースカバーは左右にあり、ガスケットを交換するにあたりシリンダーブロックとチェーンケースカバーガスケットが当たる面の清掃、スタッドボルト、ボルトゴム等も交換していきます。
後はチェーンテンショナーガスケットなどを交換し、逆の手順で組み上げていきます。
組み上げ完了後、オイル漏れの清掃、ロードテストを行い再び漏れが無いかチェックします。
漏れがない事を確認し、作業完了です。
オイル漏れは輸入車によく有る事だと思いますが、良くある事だから…という事で放置した場合予期せぬ事に繋がり兼ねないのでエンジンルームからコゲ臭い匂いがする等感じた時には弊社に一度ご相談ください。
ポルシェ故障修理 カイエンターボ 957 オイル漏れをしているとの事でご入庫頂きました。リフトアップを行い状況の確認を行うと、確かにアンダーカバーにオイルの滴がびっしりと付着している状態でした。更に状況を探っていきますとミッション上部に有るソレノイドバルブからオイルが出て来ている事が分かりました。通常は負圧のラインに属するソレノイドから、なぜオイルが出て来るのか不思議な状況です。謎を解くにはオイルの出どころを探る事が先決です。ソレノイドに繋がっているのはバキュームラインホースになりますので、ラインホースが何処に繋がっているか追いかける為にインテークマニホールドを外します。
インマニを外すとカイエンではお馴染みの光景となります。
エンジン中央の一番奥にエンジンワイヤーハーネスを束ねるケース裏にバキュームラインを発見。非常に分かりずらく、何とか見つけた感じになります。
ホースを抜いてみますと多量のオイルが付着していました。配管は分岐し、まだ伸びていますので分岐をひとつづつ理論付けしながら追いかけていきます。
最終的に辿り着いたのがバキュームポンプになりました。空気を吸い込むポンプなのに、なぜオイルが?と不思議に思うのですが、ポンプはカムシャフトにより駆動される為、オイルにより潤滑されて可動しています。それでも今回の症状が発生するのはおかしいという事で、ポンプを外し分解してみました。
分解後、原因の特定が出来ました。ポンプに入ったオイルはエンジン内部にリリースされるように通路が設けられているのですが、その通路に目詰まりが起きていた為にオイルがオーバーフローしている状態となっていました。清掃を試みましたが、仮に異物が有り、完全に取り除けていない状態で再使用した時の状況を想定すると最悪はエンジン本体にまで影響が出かねないと考えバキュームポンプを交換する事になりました。ポンプ交換後はオイル漏れは無事におさまりました。
本年度もポルシェブログをご観覧頂きまして、ありがとうございました。年内はこれが最後のブログとなります。
マーキーズは年始からフルスロットルで営業致しますので、引き続き宜しくお願い致します!
それでは良いお年をお迎えください。ご入庫お待ち致しております!
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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tel:03-5600-2710
車検整備でご入庫頂きましたポルシェ997カレラです。
床にオイルが垂れるとの事で車検点検と同時進行でオイル漏れの症状を探っていきます。床に垂れている位置から推測するとエンジンの真下辺りですので車両をリフトアップし重点的にチェックを行って行きます。オイルが滴になっている箇所はオイルパンのドレーンボルト付近だけでしたので、ここが漏れの患部と断定しました。
見た感じではドレーンボルトから漏れているように見えるので、前回のオイル交換時にドレーンボルトの締め方が悪かったのかと思われました。
ドレーンの締め込みをチェックすると緩んでいる様子は無い為、一度洗浄を行い点検の続きを進めて行きました。少し時間をおいて漏れ箇所のチェックを行うとオイルが滲み出て来ていました。ドレーンボルト周辺は乾いている為、別の場所から漏れが発生している事が判明しました。
滲みの先を追って行くと、僅かに欠けている箇所からオイルが滲んできていました。更によく観察すると小さいですがクラック(ヒビ)が入っているのを目視で確認が出来ました。小手先でオイル漏れを止める作業は出来ますが、このままではオイルパンの強度に影響が有る為、オイルパンの交換を行います。
オーナー様は下廻りをぶつけた記憶は無いとの事でしたが、走行中に石などがはねてこういった症状を引き起こす事も考えられると説明をさせて頂きました。高速道路などの走行中に転がってくる石も時速何十キロものスピードで転がってくると考えますとそれは予想を超えた威力が有ります。
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ポルシェ 996カレラ 車検整備にてご入庫頂きました。点検を進めて行きますとエンジンとミッションからオイル漏れが発生している事が分かりました。車検ですのでオイル漏れが有りますと保安基準を満たさず、車検の取得が出来ませんので今回は修理を行います。
エンジンやミッションの下側にはアンダーコートという防錆剤が塗布されていますが、漏れ出たオイルにより溶かされてオイルパン本体があらわとなっている状態でした。
ミッションオイルパンのゴムパッキンから漏れが発生している状態に加え、ミッション横のシフトリンケージシャフト部分からもオイル漏れが併発していました。二か所同時で漏れていますので漏れ量が多く、アンダーコートを溶かし落としていました。シフトリンクシャフト部分にはオイルシールが打ち込まれているのですが最近はここからのオイル漏れが非常に多くなってきています。
エンジン側の漏れも二か所あります。まだ滴になるまでには発展していませんが、これだけの汚れ具合を察すると早めの対応が必要になってきます。
もう少し寄った画像がこちらです。漏れているのはカムシャフトセンサーの取り付け部とバルブタイミング調整用のサービスホールキャップからでした。
オイル漏れは放置してしまうと二次災害を引き起こす事が少なくありません。不具合を感じた時には思わぬ大出費となりかねませんので、早めのオイル漏れ修理をお勧めします。
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ポルシェ整備 996カレラです。駐車場にオイルが垂れているという事でご入庫されました。立体駐車場の為、僅かに下廻りが見られる状況のようでオーナー様はエンジンの下を見てかなりの量のオイルが付着しており、心配されていました。早速リフトアップを行い診断を行うと、オイルエンジンオイルではなく、漏れていたのはパワーステアリングオイルでした。
パワーステアリングオイルの量を確認すると確かに減っている事が分かります。
オイルの垂れ跡をたどり、原因箇所を特定していきますとパワステポンプのプレッシャーラインから漏れている事が分かりました。何件かの事例が有る箇所になりますので、今後は増えて行く故障になると思います。
ゴムホースとパイプとの接続部分から漏れ出していました。ホース抜けとオイル漏れ防止、また高圧が掛かるホースになりますので強度を確保する為にかしめて固定しているのですが、ご見ホースが経年により痩せてしまい、隙間が大きくなった為にオイルが漏れるようになってしまいました。
症状としては突然に発生するようなので、予防をどのタイミングで行うかの判断が難しいのが実情です。ただ、いきなりホースが抜けるという事は考えにくいので、漏れたらすぐに専門店で修理を依頼しましょう。オイルが無くなってしまうとポンプの故障に繋がり、不必要な出費となってしまいます。
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玉の汗が止まりません。熱中症予防の為、水分補給をしっかりと行いながらの整備となります。
さて今回は993カレラです。車検でご入庫頂きまして、エンジンからオイル漏れが発生している事がわかりました。オーナー様は大変この車両を大事にされておりまして、点検や車検時に不良の有る箇所は修理をされています。今回の車検ではこのオイル漏れ箇所以外に修理をするところは有りません。とてもいい状態でコンディションを維持されています。漏れていたのは、タイミングチェーンが収まるチェーンケースカバーからです。
患部へ到達するまでには多くの部品を外す必要が有ります。左右のテールランプ、センターガーニッシュ、リヤバンパーまで外したのが画像の状態になります。ここから更に、リーンホースメント、マフラー遮熱板、マフラー本体と次々に取り外しを行っていきます。
患部に到達する時は、エンジンハンガーを外さなければならない為にエンジン本体は「宙ぶらりん状態」となり、下からジャッキなどで支える必要が出てきます。
チェーンケースカバーを外すと、タイミングチェーンとカムスプロケットが目の前に現れます。この状態になれば、バルブタイミング調整も可能となってきます。チェーンケースカバーのゴムパッキンを交換し、カバー外周のスタッドボルトにシールグロメットを取り付け、オイル漏れ修理を行います。
ビックバンパー、964、993と機構的には同じレイアウトですが、カムスプロケットの形の違いによりバルブタイミングを調整する手法にも違いが有ります。使用するスペシャルツールもそれぞれに設定されています。
ではまた次回です。
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早いもので1月も残りわずかとなりました。来月もまだまだ寒さは続きますが、春の訪れを徐々に感じられるようになって来るのが楽しみでは有ります。
さて今回は986・987に見られる、エンジンオイル漏れをご紹介します。ボクスターもケイマンもエンジンレイアウトは同じな為、同様に発生する事になります。状況は地面に垂れる程の漏れとなり、かなり派手に感じられますが実はそんなに大変な修理作業にはなりません。
エンジンが吸入空気を取り入れるエアークリーナーケースの直ぐ後にエアマスセンサーが取り付けされるハウジングパイプが有ります。その後に上へと伸び、スロットルハウジングまでを繋げるインテークパイプが付きます。エアマスハウジンから垂れたオイルはアンダーパネルに落ちてその後地面にオイルが垂れ落ちる訳です。それがこの画像です。
なぜ、エアーの吸入経路にオイル漏れ?と思われますが、少し前にインテークマニホールドの記事を書きました。その延長の症状と言っていいです。986・987のスロットルボディーとインテークマニホールドは同じ高さに位置しますが、車輌の構造上エアークリーナーケースは少し下がった位置になっています。必然的にエアマスハウジングも下がった位置になりますので、スロットルよりも下がった場所になります。
ですので、吹き返したオイルが溜まり易くなってしまいます。この位置で溜まったオイルはさすがにエンジンも吸い込めませんので、溜まる一方の状況になります。エアマスハウジングにはOリングが取り付けされていますので、ハウジングを外して清掃し、劣化したOリングを交換すれば修理は完了です。あまり放置してしまうとエアマスセンサーにまでオイルが付着し故障に繋がります。エンジンの不調を招く事になりますので、対処は早めにするべきです。高速道路などを定期的に走行するのではなく、街中を普段乗りするのがほとんどという使用状況の車輌に多く見られますので、時にはスポーツカーとしてアクセルで鞭を入れてポルシェという車を楽しんで頂きたいと思います。
ではまた次回です。
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