いよいよ桜のつぼみが開き始めているのをちらほらと見るようになりました!いい感じですね!
さて今回は宣伝を。と言いますか、ある意味自慢になります。ホームページ内に新しいページをアップしました!ポルシェ水冷エンジンのあの異音発生状況を動画としてご紹介しています。
車輌は997カレラです。車体をリフトアップしエンジンの真下から実際にメカニックが診断をする状況と一緒に発生している異音を聞く事が出来ます。
場所を移動して行く中で聞こえて来る音の変化など楽しめる作りになっていると思います。サウンドスコープを駆使し発生箇所の特定を進める様子もご覧頂けます。
ホームページ内の下のバナーをクリックして頂くとページが開きますので、是非ご覧下さい。
https://www.porsche-seibi.jp/repair/engine.html
URLはこちら↑↑↑です!
また興味深い事例が集まりましたら随時更新しご紹介して行きたいと考えています。
ではまた次回です。皆様、見て下さいね!!
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
https://www.porsche-seibi.jp/
tel:03-5600-2710
風が冷たくなり、朝と夜が辛くなってきましたが、冬本番はまだまだこれからだと思うとへこたれている訳にはいきません。ポルシェへの情熱で暖を取り、苦手な季節を乗り切ります。
では今回は宣伝を・・・・・。
マーキーズのポルシェ限定企画が決まりました!!
最近は本当に問い合わせが多く、沢山のポルシェオーナーが悩まれたり、不安を抱いている問題をマーキーズが解消してしまいますという事になりました。しかもスペシャルプライスです!!
ピストン・シリンダーに傷が入り、それが進行すると発生する異音や油圧タペットの故障で生じる異音とエンジン不調、オイル漏れや冷却水トラブルも含めて、クルッとまるっとまとめてマーキーズが問題を解消します!
スペシャルプライスは台数限定ですので、ご予約はお早めに!
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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今週は地震やゲリラ豪雨などいろいろと続きましたね。これだけ頻繁に起こると、東京とはいえ心配になって来ます。都度、心を構えている次第です。ですが、楽しい夏が始まり、はやる心を抑えられないのも事実では有ります。
さて、引き続きの997カレラです。ようやく新しいピストンが入荷してきましたので、今回は少しご紹介を。ピストンには公差グループが有り、ピストンの直径や重さで分かれます。部品を製造する上でほんのわずかな製品差をグループに分け、同じグループで揃えてエンジンに組み込みます。空冷エンジンの時代は公差グループが4グループは有りましたが、水冷エンジンでは2グループに減少しています。製品の精度が上がって来ている証明です。ん~~、非常に美しいピストンです。さすがはポルシェ!
ピストンスカート部には特殊なコーティングがされています。フリクションを抑える目的とピストン本体を守る役割が有ります。
非常に肉薄のスカート部ですね。スポーツカーである由縁です。勿論、こう言った軽量化がエンジン内部の要所要所に見られるわけです。何度も言いますが、さすがはポルシェ!
ピストンには、気密性と燃焼室にオイル侵入を防止する為にピストンリングと言われる物が付きます。現代では画像の様に三連で装着されるのが一般的ですね。同じようなリングに見えますが、それぞれに形が違い、取り付け順や向きを間違えると大変な事態になります。ものすご~く白煙をまき散らすエンジンに早変わりです。
ピストンの空いた穴にはピストンピンと言われるシャフトが入ります。上の画像にも有りましたよね。このピストンピンの特徴はピンの内穴がテーパー状に削られている点です。これ何でだか分かりますか?
答えはやっぱり軽量化です。元々はレースシーンで用いられる手法ですが、一般的にデリバリーされている車輌にもこうした技術を導入している事がスポーツカーである証なんです。これが本物とゆう事ではないでしょうか。
しつこいようですが、ポルシェというメーカーは、すばらしい。私がポルシェから抜けられない理由には、こういった車輌造りをしている所に魅かれているのだとつくづく思ってしまいます。
ではまた次回です。
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暑い日が続きました。まだ体が慣れていないのか、歳のせいなのか、なかなかこたえるな~っといった感じです。でもやっぱり、夏はイイですね。
さて今回は997カレラです。現在、作業真っ最中の車輌になります。少し前に同じトラブルで996を書かせて頂きましたが、997でも起こっている事例になります。それは、エンジンからの異音です。エンジン回転中に「タンタンタン」といった感じで音が聞こえて来る為に油圧タペットの音かと間違えやすいのが特徴です。下の画像はその原因となった箇所になります。一番右の穴は6番シリンダーです。
こちらは5番シリンダー。問題の起きていない箇所になります。とても綺麗な壁面ですね。
こちらが問題の6番シリンダーです。上の画像と比べて下さい。かなり深い傷が入っています。
これは6番シリンダーのピストンです。シリンダー同様に深い傷が入っています。
もう少し近づくと、どれだけ傷が深いかお分かり頂けると思います。このすり減った分が、シリンダーとの大きなクリアランスとなり、ピストンの首振り量を増加させる為、打音が出てしまいます。
こちら引き続き、ご紹介していこうと思います。
オーナー様!なるべく急ぎ、997を元気にしますので、もう少々お待ち下さい!
ではまた次回です。
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先月末にドイツ本国にて「ニュルブルクリンク24時間レース」が開催され、結果はメルセデスAMGが圧倒的な強さを見せての優勝となりました。ポルシェは991がまだ煮詰まっていないのかと思われる内容に感じました。来年こそは期待したいです!!
さて今回は997カレラ カブリオレです。エンジン始動時に異音がするとの事で診断を行います。状況としてはエンジンが掛った直後に短く異音が必ず発生していました。車輌をリフトアップしエンジンの下からも異音の発生箇所を探っていきます。
異音の発生箇所を絞り込んでいくと、エンジン上部からが一番大きく聞こえて来る事が分かりました。更に聴診器などを使用して特定をして行くとスターターモーターから異音が出ていました。スターターはエンジンの最奥、インテークマニホールドの真下に位置します。ぱっと見た感じでは外せないのでは?と思わせる位置です。
ポルシェのアーチ型をしたインテークマニホールドは3分割に分かれます。アーチ頂点の中央部分はスロットル位置になりますが、接続部分を外していきますと、ごっそりと取り外す事が出来ます。これで作業スペースとスターターが通るエリアを確保出来ます。
スターターを取り外したところです。大きく空いた穴の奥にギヤのように見えているのが、始動時にエンジンクランクシャフトを回すためのリングギヤと言われるものです。
取り外したスターターと新品のスターターです。スターターの先にギヤーが付いていますね。このギヤーがイグニッションキーを回したときに突き出し、リングギヤーと噛み合いクランキングされます。エンジンが始動し、キーを戻すとスターターギヤーは引っ込み、エンジン回転の妨げとならないようになります。今回の異音原因はこの戻り動作が遅く、スターターがエンジンに回されてしまう状態が起きていた為に発生していました。
この様な事例はポルシェに限らず見られます。スターターのオーバーランと言われる症状です。交換後は異音も止まり、クランキングも軽い感じになりました。
ではまた次回です。
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日差しも強くなりつつありますね!もう少しで梅雨が始まり、その後が楽しみです。今はポルシェにとって良い季節ですので存分に楽しんで頂きたいです。
さて今回も964カレラです。走行中にエンジンから異音が出たとの事でご入庫頂きました。早速エンジンルームを覗いて点検を行います。原因は直ぐに特定出来ました。ファンに一番近いベルトの取り付け状態がまるで外れ掛っているような状態になっていました。
原因を探る為にベルトプーリーを分解していくと、プーリー固定用のスタッドボルトが折れている事が分かりました。
プーリーはスタッドボルト3本とナットで固定される仕組みですが、3本中2本が折れている状態でした。
こちらが新しい部品です。964の後期から、スタッドボルトとナットでの固定法が変わり、通常のボルトタイプに変更されています。993は勿論このボルトタイプになっています。となりの円形状の部品はベルト調整用のシムになります。プーリーは二分割で構成されていますので、シムを入れたり抜いたりする事でベルトの張り具合を調整します。
組み付けを行ったところです。今回は大きな損傷が無かった為に固定ボルトを抜き替えるだけで修理は完了でした。旧タイプは何度もベルト交換されている場合、かなり疲労していると思われますので、ボルト交換を行い対策するのをお勧めします。
元気になったポルシェは無事にオーナー様の元へ帰って行きました。
ではまた次回です。
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夜の風が随分と冷たくなってまいりました。体調を崩しやすい季節ですので、お気を付け下さい。車にとってはちょうどいい気温では有りますね。
今回は996です。エンジン始動直後に「タンタン」と異音がするとの事で修理のご依頼を頂きました。エンジンの冷間時を狙い、音の確認を行います。エンジンを始動させると異音が確かに聞こえてきました。少しすると徐々に音は小さくなっていきます。更に回転数を上げるとほとんど音は消えました。今度は車輌をリフトアップして車輌下側から原因を探っていきます。下側から異音原因を探っていくと、シリンダーヘッド付近が一番音が大きく思えました。また、音の消え方から推測すると、バルブタペットが原因ではないか と思われました。つまり、油圧がしっかり掛ると音が消えると推測したわけです。とにかくこれは状態を確認しないといけません。早速エンジン降ろしを開始し ました。
分解を進め、タペットカバーを取り外した所です。横に伸びる棒がカムシャフトです。カムシャフトの奥にバルブタペットが隠れています。更に分解を進めます。
バルブタペットはカムシャフトとバルブの隙間を自動的に調整する装置です。ラッシュアジャスター等とも呼ばれます。隙間が出来ると油圧によりオイルが注入され作動部が押し出されます。こうして常に隙間を埋める訳ですが、注入されたオイルは戻らないようにタペットにはチェックバルブが設けられています。機能が低下しオイルが抜けるようになると、隙間が大きくなり打音が発生してしまう訳です。エンジン始動、油圧が掛りオイル注入、音が小さくなり、更に回転を上昇させ油圧も上昇、更に注入、オイルが温まり柔らかくなると入り易くなるので充填完了、消音。こんな流れの症状でした。エンジンが不調で有るわけではないので放っておく方もいらっしゃいますが、このままですとチェックエンジンランプ点灯や最悪の場合、タペット破損によりエンジン本体損傷なんて事も有りましたのでお心当たりの有る方はご検討された方がいいです。
カムシャフトと油圧タペットを取り外した所です。カムシャフトの間に小さな円柱状の部品が油圧タペットになります。上側がインテークタペット、下側がエキゾーストタペットです。これを見ると、ポルシェエンジンの機能でバリオカムプラスというシステムである事が分かります。バリオカムはカムシャフトを回転方向に角度を変えて、バルブが開き始めるタイミングを変える機能です。さらに進化した「プラス」は加えてバルブのリフト量を増やせるようになっています。簡単な説明ですが、つまりは良く回り、パワーの出る仕組みなんです。機会があれば詳しく解説をしたいと思いますが、今回はこの辺りで許して下さい。
これは新品との比較です。インテーク側の油圧タペットになります。実際に手で触り確認を行います。異音が出ているシリンダーと出ていないシリンダー箇所を比べ、アジャスターの突き出し量など対比して見ます。今回はアジャスターを押すと僅かに動きましたので、原因はタペットで有る事が分かりました。(オイルが抜けていなければ全く動きません)
ポルシェ社の規定により、故障したタペットが1つであっても、片バンクは全て交換する事になっていますので、自動的に6個のタペット交換となります。交換後、異音は無事に止まりました。
ではまた次回です。
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2月も中旬を迎え、暖かい日も増えて来ているように感じます。もう少しの我慢で寒さとは離れられますね。
さて、今回は私の得意な空冷911です。(もちろん928も968も944もどんとこ~いですが!)車輌は993カレラになります。エンジンから「カラ~ン、カラ~ン」と鐘の音のような異音がするとの事で修理のご依頼を頂きました。音の感じからして予測が出来ましたので原因を掴むのにさほど時間は掛りませんでした。
予測は的中でした。原因は911エンジンのシンボルでも有るクーリングファンからの異音でした!クーリングファンが収まるファンシュラウドとファンが干渉して異音となっていました。下の画像を良く見ますと干渉跡が有るのがお分かり頂けると思います。ファンとシュラウドのクリアランスは効率を上げる為にギリギリで設定されていますのでファン中央のベアリングにガタが発生すると、とたんに干渉してしまいます。これが異音の原因となります。
勢い良く回転しているファンがシュラウドと干渉するとフィン部分は曲がってしまいます。ベアリングを交換すれば干渉は収まりますが、曲がったフィンでは回転時に唸り音が発生してしまいます。これはファンのバランスが崩れている事を意味します。つまりは変心して回転していますので、新しいベアリングを攻撃してしまい、また同じ事が起こってしまいます。ですので、ファンとベアリングをセットで交換が必要となります。
こちらはファンを取り外した状態です。シュラウド中央にはオルタネーターが収まっています。
ファン自体は軽量で無ければなりませんので素材はマグネシュウム合金で作られています。それをシルバーに塗装し、クリアーを掛けて有ります。腐食防止ですね。昔はこんな時に好きなカラーに塗装して組み付けし、オリジナリティーを楽しんでいましたが、厳密に考えればファンの性能を落とす行為となってしまいます。
新しいファンとベアリングを組み付け、異音も無くなりスムーズなファンの回転が蘇りました。シンボルが綺麗になった事でエンジンルーム全体の見栄えが激変しました!!
では、また次回です。
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