マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はボンネットから焦げ臭い匂いがするとのご依頼です。
まずは症状の確認から行います。
工場に入庫されてから既にオイルが焦げた匂いがしておりボンネットを開けると、うっすら煙がみえました。
V8エンジンですので両バンクのオイル漏れを確認します。
今回は両バンクのヘッドカバーからのオイル漏れが原因でその下にあるエキゾーストマニホールドにオイルが垂れ、焦げ臭い匂いが発生していました。
原因が特定でき、両バンクヘッドカバーガスケット交換でお見積もりさせていただき、お客様にご納得頂いたので作業を進めていきます。
パナメーラのエンジンルームは一見広く見えますが、その分エンジンも大きいので何気に作業は大変です。
イグニッションコイルやヘッドカバーを外すのに邪魔になる配線等を外していきます。
特にヘッドカバーの奥、一番下側のボルトが外しにくく落としやすいのですが、何度も外した経験があるので適切な工具を使用しサラッと外していきます。
このエンジンではアルミボルトが数多く使用されており、オイル漏れの原因の一つとしてはボルトが折れて漏れてしまっている車両もあります。
ですのでアルミボルトを使用している車両は基本的にボルトも交換する様になっています。(メーカーによっては塑性域(そせいいき)締め付けを行う為交換する事もあります)
今回はガスケットがかなり硬化していました。ガスケットを交換し元に戻していきます。
組み上げが終わりましたら走行テストを行い、漏れがないことを確認し作業完了となります。
今回の様なオイル漏れの原因は熱がかかりエンジンオイルにさらされているゴム部品が硬化してしまい、どうしてもオイル漏れが発生してしまいます。
年式が古い車両はヘッドカバーが歪みオイルが漏れている車両もあります。
オイル漏れ以外でもお車の事で気になる様な事がございましたら、作業実績豊富な弊社にご相談して頂ければと思います。
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