いよいよジャケットが必要になってきましたね!肌寒く感じる日が出てまいりました。
さて、993のお話しです。
エンジンフードを空けるとまず目に入るのがオルタネーターファンですね。ポルシェエンジンの象徴と言っても過言では有りません。ファンが収まっているのがファンシュラウドです。普段は見えませんが後方はすぼめられた構造になっていまして、ファンの風速を上げています。風速の上がった空気はシリンダーやヘッドのフィンを通り下側に排出されます。つまりはエンジンを冷やしている訳です。エンジンを停止した後は温度センサーの信号によりヒーター用のブロワーモーターが回転し、エンジンにこもった熱を処理しています。
ヒーターブロワーに仕事をしてもらうのにファンシュラウド上部にエアーガイドが有ります。964はプラスチックのプレートと言った感じの部品だったのですが、993の途中からヒーターブロワーの構成変更に伴いラバー製へと姿を変えました。形も変更されています。ところが、経年により画像のように割れて大穴が開いてしまうというデメリットが出てきてしまいました。
この状態では、大穴から風がほとんど逃げてしまい、冷却効果はほぼなくなってしまいます。熱がこもるとエンジンのオイル漏れを引き起こす原因となり、また進行も早めます。
油冷とも言えるポルシェエンジンはオイル温度の管理も非常に重要です。オイルクーラーファンの作動が正常でないと、油温が高い状態となり直接エンジン温度に影響を及ぼします。いつもよりちょっと油温が高いなと思ったら大抵はオイルクーラーファンのステージ1が回っていないと思われます。このように僅かな温度差がボディーブローのようにエンジンに影響を及ぼし、オイル漏れが発生してしまう状況を生み出してしまいます。
エンジンの温度管理は非常に重要なんです!!
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