冬も本番となり、いつ都心に雪が降ってもおかしくない時期になってまいりました。積もると社内の男性陣は総出で雪かきをします。なかなかそれはそれで楽しいものですが、出来れば大雪はご勘弁願いたいものです。

少し前にエンジン始動不良でご入庫頂きましたポルシェ９９３です。元気よくスターターは回り、初爆はあるもののその後が続きません。初爆は有るので燃料はある程度きているな～と思いながらエンジンルームを覗き込むとインテークマニホールドが破裂状態になっていました！これではエンジンは掛りませんね。

最近はあまり聞かなくなって来ましたが、９６４も同様にこの症状は良く有りました。見た瞬間に「あ～～」となる定番の症状です。まずはインテークマニホールドを組み直して、確認の為にクランキングをします。状態にもよりますがこれでエンジンが掛る場合も少なく有りません。今回は残念ながら掛りませんでした。
９６４・９９３は皆さまもご存じのツインデストリビューターです。片側はエンジン直に回されますが、もう片方はベルトで連結され回されます。このベルトが切れると今回の様な症状が出やすくなります。以外に切れたまま気付かずにお乗りになっているオーナー様もいらっしゃいます。エンジンの出力が落ちている感じがしたら一度見た方がいいと思います。

こちらはオマケの画像です。ベルトに接触しているセンサーのローラー部分が経年劣化によりクラックが入ってしまっています。ベルトへの影響と、もし砕けた後ベルトに噛みこんでしまってはいけませんので交換をお勧め致しました。

空冷でも、９２８でも９４４でも９６８でも、何でもごじゃれのマーキーズ！！ぜひご来店ください！！

また来週です。

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