マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備ポルシェ993のオイル漏れ修理です。
ポルシェ964の後継モデルとなるポルシェ993型は発売から30年が経とうとしていますが、空冷エンジン最後のモデルということもあり、まだまだ人気のある車種です。
法定12ヶ月点検でお預かりさせていただいた車両で、点検項目を進めていくとエンジン左のタペットカバーよりエンジンオイルが漏れていることがわかりました。
ポルシェ993は水平対向6気筒エンジンですので、タペットカバーは左右に付いています。
さらに左右でアッパー、ロアに分かれており、今回は左ロア側のタペットカバーのみオイル漏れが確認できました。
このようにヘッドカバーの下にはエキゾーストパイプがあり、漏れたオイルがエキゾースト部に垂れてとても危険な状態です。
オイルが焼けて焦げた臭いがしたり、最悪の場合は車両火災にもなり兼ねません。
993はタペットカバーの他にもチェーンケースカバーからエンジンオイルがよく漏れるのですが、この車両は問題ありませんでした。
お客様にご説明させていただき、今回は左ロアのタペットカバーの交換作業を行います。
プラグコードを外し、タペットカバーのボルトを外していきます。スペースが狭いので工具が入りづらいです。
こちらがタペットカバーです。
ガスケットの取り付け面を綺麗に清掃し慎重に取り付けました。
最後にマフラーに付着したオイルを清掃し、試運転を行って問題がありませんでしたので作業完了となりました。
ポルシェ993のような年式の車種でも定期的にメンテナンスを行うことで、まだまだ楽しく乗ることができますので、何かあればぜひ弊社へご相談ください。
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