マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はポルシェ911/997型 エンジンチェックランプ(警告灯)点灯の原因の追究、点検修理です。
車両を確認した所、メーターにエンジンチェックランプの表示がありますがこれといった不調等は無い状態でした。
テスターを繋げて故障メモリなどから原因を絞り込んでいきます。
専用テスターを接続し、故障メモリを確認するとどうやらバンク1の触媒効率が落ちている様子でした。
エンジンからの排出ガスが触媒で浄化されず排出されている可能性があると車両が認識している様です。
ステータスを確認してみると明らかにバンク1の方が変な数値を出しています。
これを元に分解して確認します。
故障メモリが入っていたバンク1のO2センサーは触媒前と後ろに付いています。
両方とも数値の変化はあるのでセンサーは正常と判断し触媒内部を点検するとバンク1の触媒がボロボロになってしまっていました。
他にクーラントタンクが割れていた所、バキュームパイプが割れていた所を点検時に発見したのでお客様へご案内し、ご了承いただき部品を発注し作業を行います。
997はリアバンパーを外して触媒の交換を行いますので傷がつかない様にマスキング等をして作業します。
触媒、クーラントタンク、バキュームパイプなど交換しテストを行います。
試運転を行い触媒の数値を確認し、バンク1、2共に同じ数値に戻り、警告灯の点灯も消え作業完了となります
ポルシェの警告灯が点灯した場合はなにかしらのエラーが起きています。
ポルシェのことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へ点検修理ご相談ください。
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