夏は好きなんですが、汗っかきなので作業中は玉のような汗が落ちてきます。また、袖口で顔を何度も拭いてしまうので目の回りが真っ赤になり少し恥ずかしかったりもします。毎年恒例の事となっています。
さて今回は986ボクスターです。何度かご紹介している事例にはなりますが、今一度のご紹介となります。986ボクスターはリヤトランク内にエンジンオイルと冷却水の注入口が有ります。エンジンオイルはL字のパイプによりエンジン本体へと繋がり、冷却水は注入口自体がリザーブタンクとなっています。今回の車両はリヤトランクフードを開けた時にツーンと冷却水の臭いが鼻に飛び込んできました。トランクフード裏には水滴が沢山付着しており、リザーブタンク固定用のボルトは白い粉を噴いたような状況です。
エンジンオイルのディップスティックの隣で白い粉が付着しているのが固定用のボルトです。この位置でこの状況は相当に冷却水が蒸気となり蔓延している事が伺えます。エンジンオイルと冷却水のキャップの下は薄いプレートが付いていますので、原因を探る為に取り外します。
プレートを外して覗いてみますと、症状の原因が分かりました。これは冷却水ラインのエアー抜きバルブです。何度かご紹介していますのでもうご承知の方も多いかと思います。白い粉は冷却液が乾燥して固形化したものになります。今回は液漏れというよりは蒸気として外に染み出してきている状況でした。いずれは液体が漏れだしてくるはずですので、見つけ次第の対処が必要です。
エアー抜きバルブを交換すれば症状はおさまりますが、リザーブタンク本体を見るとクラックに発展するであろう怪しい箇所が何か所か見られましたので、今回はリザーブタンク本体を交換する事になりました。986ボクスターはエンジンルームへと走る冷却水ラインホースが寸法ギリギリになっていますので、リザーブタンク交換は簡単では有りません・・・・・。
ではまた次回です。
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