早いもので1月も残りわずかとなりました。来月もまだまだ寒さは続きますが、春の訪れを徐々に感じられるようになって来るのが楽しみでは有ります。
さて今回は986・987に見られる、エンジンオイル漏れをご紹介します。ボクスターもケイマンもエンジンレイアウトは同じな為、同様に発生する事になります。状況は地面に垂れる程の漏れとなり、かなり派手に感じられますが実はそんなに大変な修理作業にはなりません。
エンジンが吸入空気を取り入れるエアークリーナーケースの直ぐ後にエアマスセンサーが取り付けされるハウジングパイプが有ります。その後に上へと伸び、スロットルハウジングまでを繋げるインテークパイプが付きます。エアマスハウジンから垂れたオイルはアンダーパネルに落ちてその後地面にオイルが垂れ落ちる訳です。それがこの画像です。
なぜ、エアーの吸入経路にオイル漏れ?と思われますが、少し前にインテークマニホールドの記事を書きました。その延長の症状と言っていいです。986・987のスロットルボディーとインテークマニホールドは同じ高さに位置しますが、車輌の構造上エアークリーナーケースは少し下がった位置になっています。必然的にエアマスハウジングも下がった位置になりますので、スロットルよりも下がった場所になります。
ですので、吹き返したオイルが溜まり易くなってしまいます。この位置で溜まったオイルはさすがにエンジンも吸い込めませんので、溜まる一方の状況になります。エアマスハウジングにはOリングが取り付けされていますので、ハウジングを外して清掃し、劣化したOリングを交換すれば修理は完了です。あまり放置してしまうとエアマスセンサーにまでオイルが付着し故障に繋がります。エンジンの不調を招く事になりますので、対処は早めにするべきです。高速道路などを定期的に走行するのではなく、街中を普段乗りするのがほとんどという使用状況の車輌に多く見られますので、時にはスポーツカーとしてアクセルで鞭を入れてポルシェという車を楽しんで頂きたいと思います。
ではまた次回です。
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