いよいよ秋も本番を迎えますね。月も綺麗です。こんな夜は、頭の中に清志朗の歌が浮かぶんです。こんな夜に乗れないなんて・・・・・・・・。と、そうならないようにポルシェのコンディションは整えて下さい!
さて今回は私の得意な空冷です。993ですね。以前にも紹介しましたが、プラグコードの被覆破れです。ハイテンションコードやイグニッションコードなどと呼ばれます。内容は既に説明しておりますので、今回は構成部品についてのご紹介になります。
1気筒に2本のスパークプラグが付き、6機筒ですので12本。同じ数だけプラグコードも必要になります。見て下さいこの束。コードの途中途中にクランプが付き、クランプにはネジが通るように穴が開けられ、エンジン上部のシュラウドカバーに固定し、綺麗にまとまるようになっています。さすがはポルシェ!見た目も機能も狙っての事なんですが、こういったエンジン作りはレースからのフィードバックによるものです。スポーツカーである由縁とも言えます。
もうこれはご存知のツインデスビですね。上段と下段と言えば分かりやすいでしょうか。黒いキャップの中には画像手前に有るイグナイターからの高電圧を、ローター言われる各機筒へ分配する部品がグルグルと回転しています。デスビハウジング内部でベルトにより繋がれ、上下で同じ回転をさせています。回転速度はエンジンから直に拾いますので、高回転域になってもズレる事が有りません。
見た感じはゴチャゴチャとしていますが、理屈と理論が分かっていれば、悩まずに作業は進められます。(なんて、偉そうに書いてますが、何回も作業しているので記憶してる部分も・・・・・・・)
ここまで作業をするので有れば、勿論同時交換ですね。スパークプラグです。プラグを見ればエンジンの状態が分かるバロメーターにもなります。非常に重要な情報源でも有ります。プラグ自体のチェックをすると、まだ交換には早いとは思いますが、機会的にも交換しておけば安心ですね。
それではまた次回です。
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