この数日は冷え込みが厳しく、雪もちらほら降ったりとしておりますが、もう春も向かって来てくれていると信じ寒さに耐える私で御座います。
さて今回は走行とブレーキに大変重要な役割を担うタイヤのお話しです。ポルシェの様なスポーツカー、そして排気量が大きくビッグパワーエンジン車輌等は黙っていてもスピードが出ます。そして止まれるキャパシティーがなければ安全の確保は出来ません。では、ブレーキ容量を上げればいいではないか?答えは「NO」です。
加速時のグリップも制動時のグリップも路面に伝えるのはタイヤです。ブレーキの容量をオーバースペックに上げたとします。ブレーキを踏めば当然のようにブレーキディスクを強烈に停止させようとするわけですので、すぐにホイールがロック状態になりますよね。ここでタイヤの性能が悪い状態で有ればグリップしませんので氷上を滑るよに車輌は停止しません。つまりはホイールの回転を止めようとする力とグリップをして止めさせない力のバランスが取れていなければ車は安全に止まらないのです。
下の画像はもう限界のタイヤです。カメラのフラッシュが反射するほどに表面は硬化しています。また、溝にはヒビ割れも生じています。
タイヤサイズも重要です。自動車メーカーやレーシングチームが時間を掛けてテストを繰り返すのがタイヤの選択です。太すぎてはパワーロスを招き、細すぎればパワーを伝え切れません。ホイールサイズもしかりです。膨大な量のデーターを揃えてその車輌に合ったサイズや空気圧を決めて行きます。
路面温度によりタイヤ内部の空気圧は大きく変動します。一度、夏場に走行前と後の空気圧を測定してみて下さい。必ず驚かれると思います。そしてもしも自分の車のタイヤが下の写真のような状態だったとしたら、恐ろしくて運転出来なくなりますよ!
止まるも走るもタイヤあっての事なんです。安全はタイヤから生まれると言ってもいいと思います。性能が良く高額なタイヤを選ぶ事に越したことは有りませんが、安くても新鮮な状態のタイヤを履いて下さいね!ネット通販の異常に安いのは駄目ですよ!ほとんどが古くて硬化し始めたようなのが多いですから。
ではまた次回です。
ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
https://www.porsche-seibi.jp/
tel:03-5600-2710
ポルシェ整備 スタッフブログ
カテゴリー
MENU LINE UP
- ■BOSCH Car Service
(BCS)認定ディーラー - ■外国自動車輸入協同組合(Faia)
正規ディーラー 指定工場 - ■国土交通省
関東陸運支局認証工場
第1-10912号 / 第1-11940号 - ■古物商許可番号
307739702610 - ■走行メーター
管理システム導入店 - ■財団法人
日本自動車査定協会
査定業務実施店 - ■社団法人
日本自動車公正取引協議会加盟店