診断を進めていきます。冷却水のリザーブタンクには既に一滴も冷却水が入っていない状態でしたので、まずは冷却水を補充してみます。すると入れた量と同じ分だけ直ぐに下に垂れてくる様な状態です。これは大きな冷却水漏れがあるという事です。リフトアップし漏れ個所を探しますが、エンジンから滴ってくるのですが原因は目視できません。そうなると怪しいのはインマニ下の冷却水パイプです。ターボモデルを含めV8カイエンでは定番のトラブルです。診断の為インマニを外すとやはりバックリ樹脂製のパイプが割れていました。メーカーから樹脂製を金属性に変える対策品が供給されていますので、今回はその対策金属パイプに交換して作業完了です。